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ここのところ新たなプロジェクトWikia[ウィキア]の立ち上げや、グーグルの脅威になるともうわさされる検索エンジン「Search Wiki」の開発にも着手するなど何かと話題の多いジミー・ウェールズの講演は、シンプルに、フレンドリーに進行しました。

講演要旨
主催者による事前資料に一部加筆修正をしました。

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(1) ウィキペディアの教育への影響

・10年後、教科書の価格はほぼ無料になる。
・ソフトウェアと学習ツールもほぼ無料になる。
・コンピューターの価格は100ドル程度の時代になる。
・デジタル格差も急速に少なくなる。

(2)ウィキペディアについて

・ウェブサイトの運営費は大変安い。2005年は75万ドル、2006年は100万ドル、2007年は2~300万ドルである。
・その多くは50ドルとか100ドルといった少額のオンラインの寄付で支えられている。われわれは世界70 カ国から寄付をもらっている。

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(3)新プロジェクト「Wikiaウィキア」について

・単なる百科事典であることのアイデアの拡張であり、全てのものをオープンソースにしようというものである。
・オープンなサーバー。すなわち、ホスティングも無料。
・コンテンツも知識も無料。
・ 我々はまた、GoogleやYahooのライバルとなる検索エンジンも開発している。しかし、全てがオープンソースでフリーライセンスである。コピー自由、変更自由、有償でも無償でも再配布自由である。
・例えば、ウィキブックスで作成された教科書を、ある起業家が有償でその国で教科書を配布してもよいし、本の印刷費分だけを投資してもよい。彼は、コンテンツに対して何ら経費を掛ける必要がない。

(4)ウィキペディアは地球上の全ての個人をカバーするか

・ウィキペディアは、現在、英語では150万語の収録があり、全項目の3分の1を占めている。
・ウィキペディアは、100以上の言語で作成され、毎月10%増えている。

(5)ウィキペディアの人気

・ウィキペディアは、ウェブサイトの人気格付けサイトであるAlexia.comで、9位にランキングされている。たった5人のスタッフ以外は、すべてボランティアで情報を提供してくれる人々である。ドイツでは5位に、インドでは12位、日本でも12位にランキングされている。
・BBCは100万人のうち、20,850人が見ている。CNNは、100万人のうち、20,450人である。ウィキペディアは、100万人のうち、48,650人が見ている。ウィキペディアはBBCとCNNを足した数よりも多い。もはや主流であるという人もいる。

(6)ウィキペディアの特徴

・オープンアクセスで、誰でも編集できる点である。
・ブリタニカの百科事典では、1語当たり3つの誤りがあると専門家は指摘している。ウィキペディアでは1語当たり4つの誤りである。したがって、ウィキペディアの誤り率は、ブリタニカと変わらないという人もいる。ウィキペディアの誤りは徐々に減っており、品質は向上している。1つの語の1年前、2年前の解説と比べると格段に品質が高まっていることが明らかである。

(7)ウィキペディアの今後

・100万人以上の使用者がいる347の言語について、少なくとも25万語の項目を掲載することを目標としている。
・これまでのところ、英語以外に、独語、仏語、ポーランド語、日本語及びオランダ語で目標を達成しているが、まだまだ先は長い。

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ジミー・ドナル・ウェールズ Jimmy Donal "Jimbo" Wales、

ジミー・ドナル・ウェールズ(Jimmy Donal "Jimbo" Wales、1966年8月7日生 )は、
ウィキメディア財団の名誉理事長で、同財団が運営する百科事典プロジェクト「ウィキペディア」の創始者、プロジェクトリーダー。ジンボ・ウェールズの愛称で呼ばれ、Bomis の筆頭株主、ウィキウィキサイトのホスティングサービス「Wikia」の CEO でもある。